短い尻尾がトレードマークのアメリカンボブテイルは、そのワイルドな見た目とは裏腹に、甘えん坊で賢い性格を持つ魅力的な猫種です。
1960年代のアメリカで自然発生した短尾の猫から始まった歴史を持ち、現在では世界中の愛猫家から注目を集めています。
穏やかで人懐っこく、知育おもちゃや遊びが大好きなため、「犬のような猫」と呼ばれることもあるほど。
この記事では、そんなアメリカンボブテイルの魅力を紹介します。
この記事で分かること
- 歴史
- 特徴
- 性格

アメリカンボブテイルの尻尾が特徴的ですね。
アメリカンボブテイルとは?


アメリカンボブテイルの基本情報
項目 | 内容 |
原産国 | アメリカ |
サイズ | 中型~大型 |
体重 | オス:約4~7kg、メス:約3~5kg |
寿命 | 約13~15年 |
特徴 | 短く太い尻尾(ボブテイル)、筋肉質な体、野性的な見た目 |
性格 | 穏やかで友好的、賢くて遊び好き、人懐っこい |
被毛のタイプ | 短毛または長毛、ダブルコート |
毛色・模様 | タビー、ソリッド、トーティ、ポイントなど多様 |
遺伝性疾患 | 特に知られていない |
飼育のポイント | 高い運動量が必要、知育おもちゃや遊びで刺激を与える、被毛の定期的な手入れ |
アメリカンボブテイルの歴史・ルーツ
アメリカンボブテイルは1960年代のアメリカで自然発生した短い尻尾の猫から始まった品種です。
最初に知られているのは、アリゾナ州で見つかった野良猫「ヨーディ」というオス猫。
この猫の短い尻尾に魅力を感じたブリーダーたちが、長い尻尾の猫と交配を重ねることで現在の品種が作られました。
名前に「ボブテイル(bobtail)」とある通り、短くポンと切れたような尻尾が最大の特徴です。
これは遺伝的な突然変異によるもので、ジャパニーズボブテイルの遺伝子とは関係ありません。
アメリカンボブテイルは当初は長毛種と短毛種が混在し、どちらも認められています。
見た目がワイルドで野性的なのは、原始的な猫の血を感じさせるためで、アメリカ国内では「自然の猫」として愛されています。
1970年代以降、アメリカの主要な猫種登録団体(TICAやCFAなど)で公認され、現在では国際的にも人気が広がっています。



日本ではまだ珍しい存在です。
外見的な特徴
アメリカンボブテイルの外見的な特徴は、なんといってもその短いしっぽとたくましい体格です。
体は筋肉質でがっしりとしており、脚も太くてしっかりしています。
毛は短毛種と長毛種の両方が存在し、毛色や模様もバリエーション豊かです。
顔はやや角ばった形をしていて、表情には知性と野生味の両方が感じられます。



その個性的なビジュアルが、多くの人の目を引く理由となっています。
アメリカンボブテイルの性格


人懐っこく愛情深い
アメリカンボブテイルは飼い主さんや家族と強い絆を築くタイプで、とても人懐っこい猫です。
見た目は野性的ですが、性格は甘えん坊で優しく、しばしば「犬のような猫」と表現されます。
賢く遊び好き
高い知能を持ち、知育おもちゃやかくれんぼなどの遊びを好みます。
ドアを開けたりおもちゃを隠したりと、ちょっとした「トリック」も覚えることがあります。
穏やかでストレスに強い
セラピーキャットとして活躍することもあり、環境変化や知らない人に対しても比較的落ち着いています。
他のペットや子どもとも比較的うまくやっていける性格です。



新しい環境にも馴染みやすいのも魅力の一つです。
まとめ


アメリカンボブテイルは、1960年代に自然発生した短尾猫から生まれ、愛情深く賢い性格で多くの飼い主さんを魅了してきました。
日本ではまだ珍しいですが、その魅力は知れば知るほど惹かれるものです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。