ふわっと後ろにカールした耳がチャームポイントのアメリカンカール。
猫界のピーターパン!遊ぶの大好き、無邪気さと愛らしさを持つ猫です。
その無邪気さと愛らしさに一目惚れする飼い主さんは多く、世界中で人気を集めています。
本記事では、歴史、特徴、性格、などを解説します。
この記事で分かること
- 性格
- 特徴
- 注意点

アメリカンカールの魅力を紹介しますね!
アメリカンカールとはどんな猫?


アメリカンカールの基本情報
項目 | 内容 |
原産国 | アメリカ(カリフォルニア州) |
体重 | オス:3.0〜4.5kg、メス:2.5〜3.5kg |
体型 | セミフォーリン |
毛種 | 短毛・長毛の両方あり |
毛色・パターン | ほぼすべてのカラー・パターンが認められている |
寿命 | 平均12〜16年 |
性格の特徴 | 好奇心旺盛、人懐っこい、遊び好き、穏やか |
特徴的な部分 | 後ろ向きにカールした耳(生後4か月頃に完成) |
運動量 | 中程度。遊び時間を十分確保する必要がある |
健康上の注意点 | 耳の軟骨がデリケートで、耳掃除はやりすぎないよう注意 |
公認団体 | CFA(Cat Fanciers’ Association)、TICA(The International Cat Association) |
アメリカンカールの歴史
1981年アメリカに住む夫婦のもとに迷子の耳がカールした黒い仔猫が現れました。
その仔猫は「シュラミス」と名付けられ、やがて4匹の仔猫を出産し、うち2匹は耳がカールしていました。
その特徴的な耳に注目されて、1987年にアメリカンカールのブリーディングが始まりました。
アメリカンカールの魅力


くるんとした耳の秘密
アメリカンカールの最大の特徴は、後ろにカールした耳。ただ、すべての個体がカールするのではなくそのうちの50%といわれています。
イギリスのネコの遺伝学者ロイ・ロビンソンは突然変異の優性遺伝子によるもので、奇形ではないことが確認されてます。
また、耳のかたちは遺伝疾患を伴わないことも発表しています。
柔らかい軟骨のような感触なので、触る際は優しく。



優しく触れてみたいです。
猫界のピーターパン
「ピーターパンのような猫」と呼ばれる理由は、年齢を重ねても遊び心を失わない性格にあります。
好奇心旺盛で、新しいおもちゃや環境にもすぐ興味を示し、飼い主さんと遊ぶのが大好きです。
単独行動を好む猫が多い中で、アメリカンカールは人と関わることに喜びを感じるため、家族との絆を築きやすい猫種といえます。
飼いやすさと性格の良さ
アメリカンカールは温厚で社交的な性格の持ち主。
他の猫や犬、子供とも比較的うまく付き合えるため、多頭飼いやファミリー世帯にも向いています。
過度にわがままを言わず、聞き分けが良い子が多いのも特徴。
とはいえ、人との触れ合いが大好きなので、長時間放置される環境はあまり向いていません。
飼うときの注意点


外耳炎に注意
比較的丈夫な猫種ですが、特徴的な耳はデリケートなので掃除やケアの際は注意が必要です。
カールした耳の形状から細菌の過剰増殖を起こしやすく外耳炎には注意が必要です。
もし異常があれば、獣医の指導を受けるのがおすすめ。
外耳炎になるとどうなる?
外耳炎になると、次のような症状が見られます
- 頻繁に耳をかく、頭を振る
- 耳の中が赤く腫れる、悪臭がする
- 耳垢の色が茶色〜黒くなる
- 触ると嫌がる、痛がる
この状態を放置すると、慢性化して治りにくくなるほか、細菌やカビの感染が進行する可能性もあります。



飼い主さんが日頃からチェックしてあげましょう。
遊べるスペースを!
また、活発な性格なので、家の中でよく遊べるスペースやおもちゃを用意しておきましょう。
遊び不足はストレスや問題行動の原因になることがあります。
まとめ
アメリカンカールは、くるんとカールした耳と無邪気な性格で「ピーターパンのような猫」と呼ばれ、多くの飼い主さんを魅了してきました。
好奇心旺盛で人懐っこく、子供や他のペットとも仲良くできるため、初めて猫を飼う人にも向いています。
必要以上に神経質にならなくても大丈夫ですが、耳の形状はとてもデリケートなので、外耳炎になりやすい点には注意しましょう。
また、活発な性格のため、毎日の遊び時間や十分な運動スペースの確保も忘れずに。
アメリカンカールと長く幸せに暮らすためにも、飼い主さんの日頃のチェックが大切ですね。