短い足にくるんと反り返ったカール耳!
キンカローはその愛らしい見た目で、猫好きたちの心を一瞬でつかんでしまう珍しい猫種です。
マンチカンとアメリカンカールを親にもつことで生まれたこの猫は、単なる「かわいい」だけではなく、しっかりとしたルーツと個性を持っています。
本記事では、キンカローの特徴やルーツ、性格、飼うときの注意点まで、わかりやすくまとめました。
これからキンカローを迎えたい方、興味がある方はぜひ参考にしてくださいね。
この記事で分かること
- 特徴
- ルーツ
- 注意点

短い足&カールした耳のかわいい組み合わせ!
キンカローの基本情報


項目 | 内容 |
原産国 | アメリカ |
誕生の背景 | マンチカンとアメリカンカールを交配して誕生 |
体重 | 2~4kg程度(小型猫) |
体型 | セミコビー |
毛種 | 短毛種、長毛種 |
性格 | 甘えん坊、好奇心旺盛、人懐っこい |
寿命 | 12~15年ほど |
特徴 | 短足、カール耳、柔らかい被毛 |



1990年代半ばから作出されていて、歴史はまだ浅いですね。
短足とカール耳の理由


マンチカン由来の短足は遺伝子変異によるもの
マンチカンの短足は自然発生した遺伝子変異によるもので、通常の猫より足が短く、ちょこちょこと歩く姿が特徴です。
この短足の遺伝子がキンカローにも受け継がれ、独特のかわいらしさを生み出しています。
ただし、骨格に負担がかかりやすいため、飼育には配慮が必要です。
アメリカンカール由来のカール耳は軟骨の特徴
アメリカンカールの最大の特徴は、耳の軟骨が後方にくるんとカールしていることです。
この遺伝形質は優性遺伝で、キンカローにも受け継がれます。
子猫の頃は真っ直ぐな耳ですが、生後2週間ほどでだんだんとカールが現れ始め、個性豊かな耳の形になります。
名前の由来は「kinky」と「low」の組み合わせ
キンカローという名前は、「kinky(縮れる・曲がる)」と「low(体高が低い)」を組み合わせて作られたとされてます。
その名のとおり、耳のカールと短足という見た目をそのまま表しています。
日本では「マンチカール」という呼び名で親しまれることもあります。
キンカローの性格と魅力


甘え上手で飼い主さんにべったりするタイプ
キンカローはとても甘えん坊で、人と過ごすのが大好きな猫です。
飼い主さんのそばに寄り添い、撫でてもらったり抱っこされたりするのを好みます。
人懐っこさはマンチカンやアメリカンカール譲りで、家族にしっかり愛情を注ぐタイプです。
遊び好きで好奇心旺盛
短い足でも遊ぶのが大好きで、部屋の中をちょこちょこ走り回ります。
好奇心旺盛で新しいおもちゃや環境に興味を持ちやすく、遊び時間をしっかり確保してあげることが大切です。
飼い主さんとのコミュニケーションが深まる時間になります。
家族に愛される性格だが、ひとりぼっちは苦手
社交的な性格で、家族の中にいることで安心感を覚えるキンカローですが、長時間の留守番やひとりぼっちは苦手です。
お留守番が多い家庭では、寂しさを感じないよう工夫が必要で、留守中の暇つぶしアイテムを用意するといいでしょう。
飼うときの注意点


骨軟骨異形成症など骨格系の病気に注意
歴史が浅く不明ですが、短足の原因となる遺伝子は、骨軟骨異形成症など骨格系の病気を引き起こすリスクがあります。
骨や関節に負担がかかりやすく、体重管理や運動制限が必要な場合もあります。
定期的な健康チェックを欠かさないようにしましょう。
短足のため高い場所へのジャンプは苦手
足が短いため、普通の猫のように高い場所にジャンプするのは難しいです。
家具の配置を工夫したり、ステップを設けたりして、安全に移動できる環境を整えてあげましょう。
高いところから飛び降りるのも関節に負担になるので注意です。
カール耳は耳のケアが必要(外耳炎の予防)
カールした耳は内側が開いているため、通気性は良いのですが、汚れやすく外耳炎になりやすいといわれています。
こまめな耳掃除や健康チェックが必要で、異常があればすぐに動物病院に相談することが、快適な暮らしを守るポイントです。
まとめ


キンカローは、短足のマンチカンとカール耳のアメリカンカールを掛け合わせた、見た目も性格も魅力たっぷりの猫です。
甘えん坊で遊び好きな性格は家族にぴったりですが、骨格系の病気や耳のケアなど、健康面の注意は欠かせません。
正しい知識とケアを持って、キンカローとの暮らしを思いきり楽しみましょう。